2020年
11月1日(日)アメリカのサマータイム終了
10月25日(日)ヨーロッパのサマータイム終了
10月4日(日)オーストラリアのサマータイム開始(季節が逆のため)
2021年
3月14日(日)米国のサマータイム開始
※2021年から欧州のサマータイムはなくなります!
4月4日(日)豪州のサマータイム終了(季節が逆のため)
サマータイム開始でトレード時間は1時間早くなる。
これによって相場の動き出しが1時間早くなるし、サマータイムを導入していない日本との時差の広がりでチャートにも少し影響が出てくる。
チャートを見るうえで、時間の感覚は重要だ。縦軸ばかりに注目しがちだが、横軸の意識も当然チャートには存在する。
今日はこの時間感覚の違いをまとめたので紹介したい。
これを読めば「世界では一体何時なのか」「どんなイベントが起きているのか」という”時間”の意識が身につくに違いない。
1.月曜日が朝7時から始まる
FXは24時間トレードが出来るから一日の境界線は曖昧だが、土日明けの月曜日のトレード開始時間にはこれが影響してくる。
しかし、早朝はスプレッドが広がりやすい。元々ボラティリティが小さい早朝にスプレッドが4pipsも5pipsもあっては期待値の高いトレードは出来やしない。
1時間ほどすればスプレッドも落ち着くから、夏時間は7時頃から、冬時間は8時頃から、為替が触れるようになる。
また、日足は世界中のトレーダーが見ているといわれるメジャーなローソク足である。夏時間は冬より1時間早く日足が確定するので、1時間早く起きて今日1日の戦略を立てるのも良いだろう。
2.ロンドン時間が17時から始まる
欧州と米国はともにサマータイム適用なので時間差は広がらないが、サマータイム適用がない日本と適用中の欧州で開場の時間差が変化する。
チャートが動き出しやすい時間帯なのでロンドン開始の1時間ほど前からチャートを確認しておきたい。ちなみに、ユーロドルやポンドドルはこの時間は往復ビンタを食らいやすいので順張りより逆張りが有効になることが多い。
3.ニューヨーク時間が23時から始まる
CME取引所とは、アメリカ合衆国シカゴにある商品先物取引所及び金融先物取引所であるシカゴ・マーカンタイル取引所のことだ。日本で言うところの東京証券取引所に近い。
このニューヨーク時間は世界中の取引量が一番多くなる時間だからボラティリティも増える。高値ブレイクや安値ブレイクが起こりやすいのもこの時間だ。
4.オプションカットが0時になる
オプション取引の執行期限にあたる日とその前日頃からはオプションレートが意識される。
ドル円107.50円にその日期限のオプションカット(大きめ)がある場合、オプションカットまでこのレートを挟んでレンジになりやすくカットタイム後にトレンドが出ることがある。
もちろん毎回のオプションカットで機能するわけではなく、ファンダメンタルズ分析的に他の材料不足であることが前提となる。
5.ロンドンフィキシングが1時になる
ロンドンフィキシングとはロンドンでの対顧客向けレートが決定される時間だ。日本で言うところの「仲値」がこれにあたる。
この時間は全世界から大容量の取引が集中する時間だ。15分~30分で10pips~20pips動くことも珍しくない。
スキャルピングをするならこの時間が最も効率が良い。この時間はレンジになりやすいので逆張りが有効だ。
6.指標発表が1時間早くなる
指標発表によるチャートの動きはノイズになりやすい。
テクニカル派の筆者から言えば、指標発表時のヒゲもチャートの形が”最低限壊さないようなところ”までしか伸びないのではあるが、なんせ最低限なので、20pipsくらいなら簡単にヒゲを付けたりする。短期でトレードしている人にとってはこれが命取りになることも多い。
特に大きな指標発表前はチャートのボラティリティも小さくなりがちなので、一日の指標発表時間は確認しておいて、指標発表が終わってからトレードする方が良いだろう。
指標発表カレンダーの確認に筆者が使っているのはこのサイトだ。あまりに有名すぎるサイトだが、やはり使いやすい。
7.MT4の表記はそのまま
日本の標準時がGMT+9なので7時間の時差がある。
サマータイム中はサーバの時間表記が変わらないので、一日の始まりはMT4には0:00と書いてある。
これを日本時間に変換するときに
まとめ
人間が相場を動かしている以上、その人間の活動時間が変わるということは相場に何らかの影響をかならず与える。
朝1時間早く起きた日を思い浮かべてほしい。
「まだ、昼か!」「今日は一日が長く感じる!」と小さな変化をあなたもきっと感じるはず。
世界中でこの変化が起きるわけだから相場にも当然、影響がある。
トレンドの発生には横軸、つまり時間が関係していることも多いので今日から要チェック!
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