【まずはここから】シンプルで分かりやすいマルチタイムフレーム(MTF)分析のやりかた

テクニカル分析
結局、どの足を見ればいいのか分からない…

そうやってこのブログに辿り着いた読者もいるだろう。

 

そもそもマルチタイムフレーム分析とは

MTF分析

【マルチ(複合的な)】【タイム(時間)】【フレーム(枠)】分析
の言葉が表す意味そのものだが、沢山の時間足を見ると訳が分からなくなる。

 

「MTF分析は必須」と言われているが筆者はむしろ

「MTF分析は情報が多くなりすぎるから初学者には必要ない」と思っている。

 

MTF分析はややこしく見えてしまうので、

シンプルに要点だけまとめて初学者にも分かりやすく説明しよう。


MTF分析でも見るポイントを絞らないと勝てない

 

上位時間足を総合的に見ていくため情報量は単純に2倍3倍になる。

 

しかも各時間足で「上っぽい」と「下っぽい」が混在していることがほとんどだ。

 

上位時間足のトレンドが上だから強いのかな…

でも3つ見たら残り2つは下っぽいし多数決的には下のほうが勝てる可能性高そうだし…

初学者がMTF分析するとこうなるので要注意。

 

情報量が多いことは必ずしも正解ではない。

むしろ、FXにおいてはトレードを迷わせる。

 

だから見るべき部分をたった2つに絞って共有したい。

見るポイントを意識すればMTF分析はかなり使える分析方法なのだ。


スイング、という波を意識する

スイング

スイングトレード(~数ヶ月保有するトレード)とは違うことに注意!

スイングとは一方向にトレンドが出ている小さな波のかたまりのことだ。

チャートはスイングの繰り返し、と見ることが出来る。

 

ワンスイングを取るのか、ツースイングを取るのか、でトレード戦略は全然違う。

しかし初学者にありがちなのはこれが意識出来ていない。

 

どのスイングを取りに行っているのかはっきりと意識しておかなければいけない。

 

基本的にはワンスイングを取りに行くほうが良い。

ツースイングまでになると予想の精度が落ちるからだ。


なるべく水平線を使う

トレンドライン(斜めに引くライン)は引き方によって微妙な誤差が出る。

時間足が長いほど、この誤差は拡大して数十pipsになることもある。

トレンドライン 誤差 弱点

このように。

 


その点、長い時間足でも全く誤差の出ない水平線は

上位時間足を使うMTF分析と相性が良いので上級者にもオススメしたい。

 

しかし、どの時間足で水平線を引けばいいのだろうか。

 

長期足・中期足・短期足(具体的な足が欲しい)の3つで分析するMTF分析を勧めるブログは多いが敢えて(情報量を減らすために)2つの足だけ使って分析する方法を伝授しよう。

 

慣れた人は3つ4つ5つ6つと時間軸を増やせばいい。

まずは2つからやってみよう、という気持ちで読んでいただきたい。


長期足は4時間足~週足を使う

マルチタイムフレーム分析 長期足

どれを使えば正解、というものはない。

見るポイントがあって、一枚の画面にそのポイントがちゃんと入ればいい。

1時間足を使っても一画面に収まるくらい大きな画面を使っていれば全く問題はない。

 

MTF分析を間違って理解している初学者は、

どの時間足を使えばいいのか、というほうに意識が向くだろうが、

「ポイントが一画面に収まる足を使う」が正解だ。

 

ちなみに一画面に収める理由は「見やすいから」。それ以外の理由はない。


短期足は1分足~1時間足を使う

マルチタイムフレーム分析 短期足

これにもどれを使えば正解、というものはない。

長期足とは別に見るポイントがあるので一枚の画面にそれがちゃんと入ればいい。

 

つまり結局は画面サイズによる。としか言えないのである。

 

ちなみに筆者のようなスマホトレーダーは(最近は多いと思う)

画面サイズが小さいので意識して大きな足を見たほうが良いかも知れない。

 

それでは具体的に、

長期足と短期足でそれぞれ見るべきポイントはどこなのか、

ということについて書いていきたい。


長期足で見るべきポイント

長期足で見るべきポイントは以下の3つに分けられる。

1.ダブルトップ・ダブルボトムになっていないか
2.親波のフィボナッチの反転比率上にいないか
3.親波のヒゲゾーンにいないか

マルチタイムフレーム分析の長期足は親波を探す

長期足を分析するポイントはまず、親波を探すことだ。

親波とは今のレートを内包する高値と安値を持つ波のこと

マルチタイムフレーム分析の長期足でフィボナッチの反転を探す

ここはまさに反発が起きやすい位置

図のローソク足はダブルボトムやダブルトップにはなっていないがフィボ38.2%を下抜けた足であり、かつローソク安値が親波のヒゲゾーンに被っている。

 

マルチタイムフレーム分析の長期足で反発位置の目安をつける

その後のチャートは23.6%まで戻りをつけてからの下落となった。

このように38.2%に差し掛かった足は一旦の反発になりやすく、その反発先は一つ上のフィボナッチ比率だ。(50%の場合は38.2%まで戻りやすいし、61.8%の場合は50%まで戻りやすい)

 

こうした大局勘を養うのが長期足を見る目的である。

では次に、短期足を分析しよう。


短期足で見るべきポイント

短期足で見るべきポイントは以下の2つに分けられる。

1.ラス押しはどこか
2.短期移動平均線との乖離はないか
例えば、こんなチャートを見てみよう。ドル円15分足である。

マルチタイムフレーム分析の短期足

ここにも親波と子波の概念が存在する。

 

マルチタイムフレーム分析の短期足でラス押しを見つける

緑が親波のラス押し、赤が子波のラス押しだ。
ラス押しを2つ意識することがポイント。

 

マルチタイムフレーム分析の短期足で利確位置を見積もる

短期ラス押しの少し上に損切を置いて、親波の次の抵抗ゾーンまでショート。

 

ラス押しは割れる、という予想の元(←これは上位時間足の分析の役目)のトレードだ。

※ちなみにこのチャートより少し前の時点なら親波のラス押しぴったりだったので、ロングが有利になる。その場合の利確は短期ラス押しより下にすべき。

 

マルチタイムフレーム分析

その後のチャートはこうなった。

 

損切を短期ラス押しの上にしておけば狩られる可能性がグンと下がるのでおすすめ。

 

以上が筆者がこれまで研究してきた中で最もシンプルなマルチタイムフレーム分析のやりかたである。見るべきポイントを絞れば、あとはトレンド方向の感覚を養うだけなのでこれを元にトレード力を磨いていただきたい。


おにくです。

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