ギャンの価値ある28のルールで「勝てるルール」を作る方法

ギャンの価値ある28のルール テクニカル分析

どんなルールを立てれば良いのだろう…

 

「ルール」はトレードをするうえで切り離せないが、勝ちに繋がるルールでなければ意味がない。そんな「勝てるルール作り」はトレーダーにとって1つの難関だろう。

 

あなたはウィリアム・ギャンの価値ある28のルールをご存知だろうか。

 

ウィリアムギャンはテクニカル分析を徹底して生涯8割の勝率を誇ったとされる。彼のルールは100年以上も前のルールではあるが今でも重宝されているルールである。

 

今回はギャンの価値ある28のルールを現代風に解釈しなおして紹介したい。筆者はこれを参考に10個のマイルールをもっている。負けトレーダから脱却した理由の一つに「マイトレードルール」を作ったことがある。

 

これを読めば、あなたも負けトレードの数を半分以下まで減らすことが出来るだろう。

 

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1.ギャンの価値ある28のルール

ウィリアム・ギャン(William.D.Gan)はトレードにおいて手法と同じくらいルールを決めることが重要だと考えた。

 

「メンタル管理が大事」とは今でもよく言われるが100年も前からギャンはここに注目していたのだ。

 

ギャンがトレードで意識した価値ある28のルールを以下にまとめてみる。

1.損失のリスクは総資金の10%未満にしなさい

一回の負けで被る損失額を資金の1/10までになるようにロット(枚数)調節をする。最近は3%までにしなさい、と言われることもあるのでギャンの10%ルールはこれでもリスクは高い。

2.ポジションを建てるときには損切の注文も必ず入れなさい

エントリー時に損切ラインを決めなければ損失を予想することも出来ないので、ルール1の損失リスクを10%未満にすることも出来ない。必ず、損切ラインを決めてからエントリーしよう。

 

筆者もエントリー時に損切り(ストップロス)を入れるし、そのラインを動かすことはない。

3.過剰なトレードは絶対にしてはいけない

ここで言う「過剰」とは、資金量はもちろんのこと「エントリー回数」もだ。筆者は1通貨あたり1日3トレードを推奨している。3通貨ペア見ているなら1日9トレードだ。

4.保有ポジションに利益が乗ればトレーリングストップを置いて損失が出ないようにすること

「損小利大」を達成するためにトレーリングストップは有効だ。トレーリングストップの置き方には2通りの方法がある。固定pipsとラス押しを使う方法だ。

 

筆者は10pips利が乗れば建値に損切りを置くだけにすることが多い。

5.トレンドに逆らってはいけない

ギャンは「順張り」のエントリーを推奨している。トレンドが上下どちらにあるかは2本の移動平均線を使うのがシンプルで分かりやすい。

 

短期移動平均線が長期移動平均線より上にあるときは上昇トレンドだ。

6.迷ったらポジションを持つな、手仕舞いなさい

初心者にありがちなのがポジポジ病である。筆者もトレードを始めた頃は常になにかのポジションを持っていたし、持っているポジションが気になって仕方がなかった。

 

「休むも相場」という格言があるが、本当にその通りだと思う。自分の知っているパターンが出てきたときだけトレードすれば良い。そうしていると一日に1回か2回くらいしか知っているパターンが出てこない、と悩むかもしれないがそれでいい。今でもノートレのほうが多い。

7.活発なマーケットでだけトレードする

ギャンのようなトレンドフォロー系のトレーダーにとっては揉みあっているレンジ相場ではトレードをするたびに負けることになる。

 

直近高値を抜けたらその方向についていくのがトレンドフォローだが、レンジ相場では直近高値を上抜けても逆張りショートする考えになるからだ。

 

順張りするなら確実に長い陽線で上抜けたような活発なチャートでだけトレードするのが良い。

8.出来れば2.3種の金融商品にリスクを分散させなさい

クロス円は大体同じ動きをする。ドルストレートもそれぞれ同じような動きをする。一通貨ペアだけ動きが出た場合はダマシになる可能性が高いので、2通貨ペア以上で同じ方向の動きが出たときにそれぞれのペアに分散してトレードするのが良い。

9.成行注文を使うこと

「押し目買いに押し目無し」ということで、トレンドが出たときにはなるべく早いほうが良い、ということらしいが、最近の相場は昔に比べるとボラも小さいし、押し目は結構ちゃんとつけるので個人的には「入りたいところよりさらに10pips押したところに指値するのが良い」と思う。

10.手仕舞いは「なんとなく」でしてはいけない

含み益がだんだん膨らんでくると、早く手仕舞いして利益を確定したくなるものだ。しかし、これが「損大利小」のワナである。

 

手仕舞いもルールに従って行わなければならない。含み損を抱えてしまった時も同じだ。損切りラインは決して動かさない。

11.トレードが成功したら別口座に資金を蓄えておきなさい

トレードが成功したら調子にのってレバレッジを上げてしまいがちだ。筆者はこつこつ貯めてきた資金をドカンと一発ハゲ頭になってしまったことが何回もある。レバレッジさえ上げなければいいのだが、思わず、うっかり、上げたくなってしまうのだ。

 

もし同じ悩みを持つ読者がいるなら、別口座に資金を移す方法はおすすめだ。少々メンドクサイが、だからこそおすすめだ。

12.スキャルピングは禁止

スキャルピングをすると必然的にトレード回数が増える。スプレッドがあるためトレード回数の分だけトレーダーは損をすることになる。レンジ相場ではスキャのほうが効率が良かったりするが、トレンドフォローに徹するのならスキャルピングは止めたほうがいい。

13.ナンピンは最大の間違い

ナンピンに関しては賛否両論あるが、ナンピンしなくても勝てるほど相場勘がある人ならナンピンしても勝てると思う。それくらいナンピンをする位置は難しいし、資金管理も難しくなる。ギャンに言わせれば、ナンピンは一番ダメだと。

14.待つも相場

解釈は色々あるが、利確も早まってしてはいけないし、損切も同じ。エントリーもルールにしたがってやるべきだ、ということだろう。知っている相場でだけ勝負をすれば良い。

15.利小損大を克服せよ

リスクリワードという考え方がある。エントリーするときに損切りと利確目標を決めるが、この比が1:1以上になるような場所でだけエントリーしようということだ。

 

もし10pipsの損切を設定するなら、利確を20pipsで設定することで1:2にすることが出来る。もちろん、好きに利確を広げるわけではなく、「直近高値まで20pipsあるから…」といったように別の根拠で利確を決めよう。

16.損切の逆指値は取り消してはいけない

損切ラインに近づいてくると、思わず、うっかり、損切を広げてしまうかもしれない。筆者も損切が怖くてチャートをこまめにチェックしては損切を広げていた。

 

こんなことをしていては絶対に勝てないのでやめよう。

17.頻繁な売買は禁止

「待ちも相場」と同義。

18.売りも積極的に行いなさい

日本人は買い(ロング)が好きだと言われている。特に長期でトレードする場合、スワップでも有利なロングを選びがちだ。しかし、相場は暴落のほうがスピード感があることが多い。ショートも積極的に使うことが利益を上げるコツだ。

19.値ごろ感での売買は絶対に禁止

「安くなったから買う」「高くなったから売る」というのがトレードの原則ではあるが、どこが天井か分からないのに、そろそろ天井っぽいからと逆張りするのは危険だ。値ごろ感ではなく、チャートパターンを使って天井の根拠を集めて落ち始めてからエントリーするのが良い。

20.ピラミディングのタイミングには注意しなさい

ピラミディングとは買い増し(増し玉)のことだ。ある程度、利が乗ればさらに追撃してポジションを増やすことがあるだろう。しかし、ピラミディングのタイミングはナンピンと同じくらい難しい。「+10pips乗ったから」という値ごろ感でピラミディングをするのではなく、レジサポを抜けてから買い増しするのが良い。このときに平均建値に損切ラインをずらしておけば最悪±0で逃げられる。買い増しのLot数(枚数)は一撃目の半分くらいにしておくのが良いと思う。

21.ピラミディングをするのは強いトレンドを示す通貨ペアを選びなさい

ピラミディングをした後、戻されたら利益が一気に減ることになる。ピラミディングせずに利確しておけばプラスになったのにピラミディングをしたばっかりに予想に反して利益を飛ばしてしまうことも多い。これを防ぐためには強いトレンドを示している通貨ペアを選ぶのが良い。

22.両建ては禁止

買いでエントリーしたのに、予想に反してチャートが下がってきたとする。損切すると口座の残高を減らすことになるからここは一旦、売りのポジションを追加して買いポジションの寿命を伸ばそう、とするのが「両建て」だ。こういう手法もあるが、デイトレードくらいの長さのトレードならやらないほうが良い。両建てするくらいなら損切して立て直そう。予想に反した時点で負けトレードだ。

23.確固たるルールによるまでエントリーも手仕舞いもしてはいけない

エントリーも手仕舞いもルールに従ってやるべきである。含み益が出ると早く利確したくなるし、含み損が膨らむと損切の幅を広げたくなるものだが、この気持ちに負けた時点でトレーダーとしての成功はない。

24.成功トレード期間の後に取引サイズを大きくしてはいけない

トレードが成功したら「まだ行けるかも!」と根拠の弱いトレードをしがちだ。「負けても今日はプラスだし」という油断があるとムダなトレードが増える。またその慢心からLot数(枚数)を増やす人がいるが、一日の利益を飛ばす可能性が高いから絶対に禁止だ。勝ったときほど兜を緒を締めよう。

25.天井や底を推測せず市場に証明させなさい

そろそろ天井っぽいとか、底かな?と逆張りするのは禁止。目標レートを達成した上でトリプルトップをつけてネックライン割れなどの根拠を集めてからエントリーする。エリオット波動理論で波の数を数える方法もあるし、サイクル理論をつかってローソク足を数えて天井を予測する方法もある。「直近高値だから反転するだろう」なんて甘い推測だけでは不十分だ。

26.他人のアドバイスに安易に従ってはいけない

自分より優れた人の場合を除き、他人の助言に基づいた売買はしないこと。優れた人であったとしても、鵜呑みにするだけではなく、なぜそこでエントリーが出来るのか、なにを根拠にしてエントリーしたのか、ということに注目して自分の力でも再現できるようにすることが大切だ。

27.負けたらトレードサイズは小さくすること

損切をしてしまった後は「取り返さないと!」と躍起になりがち。倍のLot数(枚数)でエントリーしたり、利確をいつもの倍の幅で取ったり、普段と違うトレードをしてしまうことがある。負けたらトレードサイズは小さくして一気に資金を減らしてしまうことを避けよう。資金があれば必ずチャンスは回ってくる。

28.仕掛け、手仕舞いともに確固たるルールに基づくこと

繰り返しになるが、勝てる手法を忠実に守り続けることが真のトレーダーだ。

 

エントリーと手仕舞いのルールは決まったものを作っておくのが良い。

まとめ|マイルールを作ろう

テクニカル分析を使って生涯8割の勝率だったと言われているウィリアムギャンの28のルールを紹介した。

 

ギャンの28のルールは手法ではなく、トレードをするうえで守るべき考え方でしかない。しかし、マインドセットが重要だとギャンは考え、長いトレード人生の中で厳選した28のルールだ。

 

トレードのスタイルによってはこのルールが当てはまらない場合もあるかもしれない。だけど、少なくとも価値のあるトレードルールであることは間違いない。自分の気持ちを制御できずに困っているのならこれを真似してほしい。

 

そして、最後に「あなただけのルール」を作りあげれば真のトレーダーだ!

 


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